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コム・デ・ギャルソン
今日はConsumer Researchという授業でなぜか コム・デ・ギャルソンが紹介された。
というのも、ギャルソンがフラグランスのプロダクトを出した時、その製作をしたのがバルセロナの企業だからだ。ゲストスピーカーとしてプレゼンをしたのだが、コム・デ・ギャルソンと仕事をした時は今までの考えを根底からひっくり返された、と話し、いろいろな話をしたのだが、あの会社に対してのレスペクトが感じられた。 彼はギャルソンの考え方がわからず、香水のイメージクリエーションからセールスプロモーションまで、間違った方向で考えてしまい当初の2年間はセールス的にも失敗した、と打ち明けた。 その後、方向転換し、3年目からは黒字になり、とくにUKマーケットの高級フラグランス部門では、一番のハイ・マージンセールスを記録していると語っていた。 コム・デ・ギャルソンというと、川久保玲。彼女はモード界ではカリスマを超えるような存在で、インスピレーションと彼女の哲学でもって、既成概念を打ち破るアートを提供している。 渋谷パルコの店にいっても、私が買って似合うようなものはほとんどなく、人生の中でシャツを1枚とTシャツを1枚買った覚えが遠い昔にある程度だ。今や苦学生の身だし、ファッションとはかなり距離が開いてしまったオヤジの年頃なので、とても私なんぞが着る服ではない。 それはそうと、学校ではいわゆるフレームワークを勉強しているのだが、ある意味川久保玲氏はそれを破壊するのが彼女のスタイルだ。そして、彼女の手法、デザイン、フィロソフィーは影響力を及ぼし、またビジネス的にも成功している。 じゃあ、何のために学校で勉強?…となってしまうのだが、これは彼女が人並みはずれたクリエイティビティを持っており、すでにカリスマ的な影響力を及ぼす人物なわけだから、こういうことができますが、凡人にはフレームワークとか使うしかないのかもしれません。。。 ただ、彼女の心意気だけは、真似したいですね。 確かに、トヨタとかホンダとか超有名日本企業のケースを勉強するのも、いいものですが、ファッション業界のニッチ分野であまり名の知れていない(クラスでギャルソンを知ってるのは2人だけだった。。。)日本企業をこうやって扱ったのは、ひさびさにびっくりしたし、嬉しいものを感じました。 そして、ギャルソンのフラグランスを手がけているそのバルセロナの会社は、その功績を認められ、(まだ香水を出していない)最強のラグジュアリー・ビッグブランド、プラダの香水を手がける契約を結んだそうです。。。 おしまい。
by esade
| 2006-11-15 03:37
| Escuela [学校]
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