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El CLASICO
暗闇の上空、ヘリコプターから発するけたたましい騒音が唯事ではないことを暗示している。
スタジアムの外側では、イムノを叫ぶバルセロニスタ、チケットを持ってない人やチケットを売りさばこうとしているダフ屋達。騎馬隊の警官達。まっすぐに歩くことができない。 まさにケイオス(chaos)の極みだ。上空からの騒音がさらに助長させる。 いつになく入場ゲート前が込み合っている。チェルシー戦のほうが確実にスムーズに入れた。セキュリティーが厳しいのだろうか。イギリスとは違い列を作らない文化なので、狭い入場ゲートに対し扇状に群集がよってたかっている。 余裕をもって出たはずなのに、スタジアムの中に入ったときはKickOff 15分前。 私はパドックで馬の状態をみるかのように、それぞれUPしている選手を凝視する。 ジダンの調子がいいようだ。ホナウジーニョは相変わらず飄々としている。 異様な数の報道陣が、そして98000人を超える観客数が、否が追うにもこれから始まるドラマをまた一つの歴史として刻み込まれることを熟知しているかのようだ。 午後10時、その瞬間が訪れた。 会場にイムノが流れる、98000人の観客が一斉に立ち上がる。 Tot el camp és un clam som la gent blau-grana ~ ~ Barca!,Barca!,BARCA!.... 巨大な要塞、カンプノウに"BARCA!"の文字が浮かび上がる。 愛憎が絡み合った バルサ対レアル・マドリー、"El Clasico"が始まった。 試合感想はこちら 今回、初めて夢にまでみたクラシコを生で観戦して、非常に嬉しい気持ちでいっぱいでした。 ただ、それと打って変わって、試合内容は過去3年間をさかのぼっても、最悪とも感じられる内容でした。 まず、ロベルト・カルロスの放漫な態度。前半開始10分くらいで最初のイエローカードをもらった後、25分には2枚目で、レッドカード退場。 まさか前半から11対10の試合を見るとは思わなかった。 両陣営とも明らかにコンディションが悪い。バルサはCLもいよいよ佳境を迎えているのと、DF陣が怪我人続出により、あきらかにバランスが悪い。パスも4つまではつながるが、最後の1つが通らない。レアルはもともとコンビネーションプレーがまったくできてないし、ボールを前に運ぶことすらままならない。唯一、ジダンがなんとか一人で切り崩そうとしている。ホビーニョは前半で交代させられる始末。グティがキャプテンマークをつけてプレーしていたが、誰も彼をキャプテンとも思ってないようだし、彼自身もゲームを、チームをまとめることができない。最悪だ。 ロベルトカルロスが放漫な態度を示すとき、彼を抑えるのがキャプテンだし、ForTheTeamを教え込むのがキャプテンの役目だ。グティにはその役目ができない。 昨年のリーガ終盤、バルサのエトーがピチッチ(得点王)になるかどうかの試合が続き、最終戦、ロッカールームで "ボールを俺によこしてくれ、得点王になりたいんだ ”と発言したとき、 キャプテン、プジョールが、"ふざけるな、サッカーはお前一人でしてるんじゃねぇ”と一喝一蹴したそうだ。 ロベルト・カルロスの退場劇に視線を向けながら、頭の中ではプジョールのキャプテンシーが脳裏を横切った。 やはり、レアルにはラウールが必要だと確信した瞬間だった。 結果はバルサファンから"Gordo(デブ)、Gordo(デブ)"とスタジアム全体で合唱されるほど揶揄された、ホナウドが、一瞬のスピードでMottaを交わし、キーパーの頭越しにループシュート。FWにとって、最高の醍醐味である。この瞬間だけは、ホナウド、すげぇ~、と思った。(後はボール追わないし、終わってると思った) 10人のレアルに対し、PKによる1点に終わったバルサも、疲労困憊している様子が覗える。 今週水曜にはCLの2ND LEG, ベンフィカ戦がHOMEで行われる。HOMEが2戦続くので、移動がないのがなによりもの救いだが、果たしてあと4日でコンディションがもどるのか、もしかしたらHOMEでまさかの… ということにならないか、非常に心配しながら帰路についたのであった。
by esade
| 2006-04-02 21:40
| サッカー
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